バッテリー充電やプラグを点検するのはタイヤの空気圧チェックと同様に重要

つなぎの女性

郊外でのツーリングはハーレーの楽しみ方のひとつですが、車体のコンディションが良くなければ快適なひと時にはなりません。せっかくのツーリングが様々なトラブルで台無しになってしまうおそれがあるので、事前のチェックが不可欠です。

ハーレーのコンディションチェックで誰にでも簡単にできるものとしてタイヤの空気圧があります。ハーレーなどバイクのタイヤは走行しなくても少しずつ空気圧が下がります。これはタイヤのゴムに柔軟性があり、目に見えないほどのすき間から空気が漏れるためです。
ゴムの性質上、空気の漏れは避けられないので定期的に空気を入れる必要があります。その際、空気圧を適量な数値に調整し、決して空気を入れ過ぎてはいけません。

タイヤに空気を入れ過ぎると空気圧が高くなり、ゴムの柔軟性が損なわれます。逆に空気圧が低すぎるとタイヤが潰れた状態になり、ゴムが早く傷んでしまいます。スリップやパンクを避けるためにも指定された空気圧は厳守しなければいけません。

ハーレーのコンディションチェックの中でもバッテリーの充電やプラグの確認は重要でありながら見過ごしてしまう傾向があります。電気系統は専門知識が必要なので敬遠しがちですが、ハーレーの性能を損なわずにツーリングをするには決して無視できない事柄です。ハーレーのバッテリーは走行中に充電される仕組みになっていますが、それでも定期的に充電を行わなければパワー不足になります。充電はハーレー専用の充電器を使うのが過充電などのトラブルを防ぐコツです。

プラグは古くなるとサビが生じるので判別は容易ですが、安全のために交換の際は必ずエンジンを停止させます。サビを取り除いても古いプラグは性能が落ちているので、交換の際は必ず新品を使わなければいけません。