ハーレーダビッドソンの歴代モデルは大きくクルーザータイプとダートレースタイプに分類できます。同社が創業されたのは1903年のことですが、ごく早い時期からV型2気筒エンジンを搭載したクルーザータイプのオートバイを生産していました。ダートレースタイプのマシンが開発されたのは1950年代のことです。同社のオートバイには伝統的にバルブ駆動システムとしてOHVが搭載されています。
OHVはオーバーヘッドバルブの略称ですが、基本的にカムシャフトは1本です。しかしダートレースタイプには4本のカムシャフトが採用されています。またハーレーダビッドソンは1999年にクルーザータイプでも2本のカムシャフトを持つ特別なOHVを発表しました。
ハーレーダビッドソンの子会社にはストリートレーサータイプのバイクを開発しているメーカーもあります。基本的に同社の歴代モデルはクルーザータイプかダートレースタイプに分類されます。乗車スタイルとしてはクルーザータイプはゆったりと座る形ですが、ダートレースタイプは前傾姿勢です。ダートレースタイプはカスタムを加えてストリートレーサー風にすることもできます。特にカフェレーサーと呼ばれる1960年代のイギリスで流行ったスタイルへの改造が人気です。